庭で咲いたばら
そのいのちをいつまでも

ばらの花びら染めをしてみませんか

丹精こめて育てたばらの花。ドライフラワーにして楽しむのも一興です。
そして、ときにはハンカチやスカーフにそのばらのいのちを残して見ませんか。
ドリームローズの経験をご伝授します。参考にしてください

咲き誇っていたばらの花、
枝から離れるその前にそっと摘み取って

アルコールを入れたビンの中に貯えます

葉やガク、シベを取り除いて花びらだけを使います。
花びらはミキサーにかけ、広口のビンに入れて、アルコールを注ぎます。
ミキサーにかけるのは花のかさが減って、アルコールが少なくてすむからです。
アルコールは薬局などで市販されているエタノールアルコールが良いでしょう
そして、 ビンのふたはしっかり閉めておきましょう。

花の種類がいくつもあるとき、
種類別に分けて貯えていきます。

ばらの種類は数え切れないくらい。含まれている色素は花の種類によって千差万別。
花びらの色は似ていても、染めてみるとまるで色が違う場合があります。
だからためておくときは花の種類別に貯えましょ

浸け込むとアルコールの中で花の色が消えて行きます。
でも心配ご無用。花の色はアルコールの中で生きています

一昼夜も漬けておけば、色素はじゅうぶん取り出せます。
もちろん、アルコール漬けですから日にちはもちますので、
花の足りないときに追加したり、染めるまで保存しておくことができます。
ただ、分解しやすい色素もありますので染めるのは早い目がいいでしょう。

染料を作りましょう

ビンの中の液をふきんなどで濾してください。この液が染料になります。
絞りカスの花びらは捨ててください。(わたしはこれを土にうめて肥料にします)

つぎはアルコールを飛ばします。

濾しとった染料には、色素と生の花に含まれていた水分とアルコールがふくまれています。
このアルコールは染めるときにじゃまになりますので、取り除きます。
液をステンレスとかプラスチックのボウルなど口の広い器に移し替えて、
ベランダとかの屋外で扇風機でアルコールを飛ばします。
熱を加えると色素が分解してしまうため、このような方法をとります。
アルコールは引火しやすいので気を付けてください。
そして、蒸発しているアルコールはお酒以上に酔ってしまいますから、
吸わないように注意して、屋外で作業してください。
この作業が力は要りませんがいちばん時間を要します。

こんどは媒染剤を用意します。

やっとできた染料に糸や布を漬けても、美しい色にはなりません。
また、水で流れ落ちてしまったりします。
そんなとき、染料と糸や布との仲立ちをして、美しく発色させたり、
色付きを強くしたりするのが媒染剤と呼ばれるものです。
ミョウバン(アルミ)木酢酸鉄(鉄)硫酸銅(銅)などは
わりとポピュラーな媒染剤ですが、これ以外にもたくさんあります。
染料店などで手に入るようでしたらいろいろ試してみてください。
ただ、危険なものも多くて一般に売られていないものもあります。
媒染剤と色素の結びつき、その相性を探ることがばら染めの醍醐味です。

まず試し染めをおすすめします。

だいじに抽出した染料ですが、何色に染まるのか分かりません。
そこで、まず試し染めをします。
何種類か媒染剤を用意して、水に溶いて濃い目の媒染液を作り、
小さく切った試験布をそれぞれの媒染液に漬けます。
10分ほど漬ければ良いでしょう。
一方、お猪口くらいの大きさの器を媒染剤の種類の数だけ用意して、
それぞれにぬるま湯(30度くらい)を入れ、
そこに抽出した染料のごく一部を入れて攪拌し、染液とします。
そして先ほどの媒染液に漬けた布をそれぞれ染液に漬けてみます。

どんな色に染まりましたか
お気に入りの色がありますか

期待通りの色になりましたか。
もともとの花の色と同じには染まらないと思いますが、
美しい色がでれば、それでじゅうぶんです。
染まりつかない媒染剤もあったはずです。
花によって、媒染剤によってその相性でいろいろです。

それでは染めてみましょう

試し染めでお気に入りの色がでましたら、
そのときと同じように染めれば似た色、うまく行けばぴったりの色になります。
これは、媒染剤の量と染料の濃度の関係で決まります。
そこは経験です。
いちいちくわしくは書きませんが、一般的な草木染めの方法で染めてください。
ただ、ばらの花染めでは、媒染液にしろ染液にしろ高温は禁物です。
液の温度は30℃までと思ってください。色素が分解するからです。
媒染→染色   媒染→染色→媒染
染色→媒染   染色→媒染→染色
この順序によっても色の出方が違うことがあります。
これも経験です。     

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