ドリームローズの京都案内
祇王寺
| 早春のころ |
清涼寺を過ぎ、二尊院脇の細い坂道を登りきったところに、木立と竹林に囲まれて、祇王寺はあります。
祇王寺は、平家物語の祇王、祇女の故事を無理なく思い起こさせてくれるところです。ここが紅葉の名所であることを認めることにやぶさかではありませんが、秋の赤々とした風景よりも、むしろ早春や初夏の蒼い季節のほうが、この悲しい物語にはぴったりくるように、わたしは思うのです。
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| 平家物語祇王ゆかり、祇王寺の門。 |
女性の姿が何といっても多いです。女性のひとり旅が良く似合うお寺です。この季節、庭園の苔もすこし冬の色をしています。赤い色は、椿かアオキの実。寂しいと言えば言えなくもありませんが、失恋の傷は無くても、萱葺きの仏間の祇王たちの像を拝し、吉野窓のある控えの間から庭園を眺めれば、心中の感傷が呼び起こされます。この時期の特典は、なんといってもじっくりとこのお寺の雰囲気に浸れることですね。


受付を通ると、楓と苔の庭園を巡って仏間に至ります。景色、風、におい、音。味わいながらゆっくりと歩いてくださいね。


| 2001年3月 |
| 祇王寺の紅葉 |
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