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ひょっとしてこのお地蔵さんに見覚えがありませんか。
もしあるとすると、かなりのサスペンスマニアかテレビ業界の人か、それともこのお地蔵さんのある町内に住んでる人でしょうか。実はこのお地蔵さん、テレビ「その男、副署長」の、第3シリーズ第一話に登場したお地蔵さんです。
このお地蔵さんがあるのは、二条城北大手門近くの、その名も「所司代小路」という所で、その路地の奥に祀られています。お地蔵さんの後ろに見える塀は、平成9年閉校となった旧待賢小学校のものです。
実は、この待賢小学校は、わたしが3年生から卒業までの4年間を過ごした学校で、家もこの「所司代小路」にありました。中学、高校と進んで家業を継いだあと、次第に手狭になったため、現住所地に移りましたが、母はここの住み心地が良いということで、亡くなるまでここに住んでいました。
お地蔵さんの前は、われわれの小さい頃は絶好の遊び場でしたし、夏の地蔵盆の日にはテントが張られ、電灯が点され、お芝居をやったり、西瓜割やらゲームをして楽しんだものです。
子供の頃、この路地の表通り(竹屋町通り)のことを馬場(ばんば)と呼んでいましたが、その名の通り、二条城の周りを馬が歩いたりしていたものです。時代劇の撮影もそのころはよく行われて、ちょんまげを結った侍姿の俳優さんがロケバスにいっぱい乗っていて、出番を待ち構えていたりしました。
最近は、時代劇の撮影は滅多にありませんが、京都というところは、やたらと殺人や事件が多いため(テレビドラマの話です。)、「副署長」やら「おみやさん」が「所司代小路」に出没することが、これからも続くことでしょう。
また、待賢小学校の「待賢」は、平安京の御所の門、「待賢門」が名前の由来です。今年の大河ドラマ「平清盛」に登場した「待賢門院璋子(たいけんもんいんたまこ」や、百人一首「ながからむ 心もしらず」の「待賢門院堀河」など、わたしにとって「待賢」というのは心地よい名前です。 |
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