ドリームローズの京都案内

相国寺

鳴き龍

 ここ数年、お煎茶を習っていまして、とうとうお点前をする順番が回ってきました。そして、そのお茶会が先月の5月28日相国寺内の「瑞春院」で催されました。
 瑞春院は、水上勉の「雁の寺」の舞台として、またその水上勉が若い頃修行時代を過ごしたことでも有名なお寺です。そして、水琴窟があることでも有名なのです。
 お茶会の前日雨が降っていたような記憶があるのですが、当日はよい天気になったと思います。お庭が奥様の行き届いたお手入れですばらしく、水琴窟の音色も繰り返し聞いたものです。
 そのときに、写真を撮っておけばよかったのですが、カメラが修理に行っていたもので、撮ることが出来ず、この日(6月25日)あらためて撮りにでかけたのです。が、ご都合が悪くて、またまた、撮ることができませんでした。
 で、その折に入り口で見かけた看板。「相国寺、鳴き龍公開」とありました。(4月〜6月まで) 

相国寺法堂(はっとう) 法堂を正面から見ています。

 相国寺は上京区の秋の区民茶会のとき、たまたま通り合わせてお茶をいただいたり、京都市バスの夜の定期観光で訪れたことがあります。また、仕事柄、京都染織試験場に来ることがありますので、時間待ちのときなど、ほん近くですので、境内を歩いたりすることがあります。
 今回見せていただいたこの法堂は、桃山時代の遺構でわが国最古の法堂だそうで、重要文化財に指定されています。ついでながら、相国寺には本堂がありません。天明の大火で焼失しまったためです。幸い、この法堂は火を免れたため、ご本尊の釈迦如来(運慶作)は、いまここに安置されています。

禅宗を守る龍。蟠龍図(狩野光信)

 この龍の下で拍手(かしわで)を打つと、音が反響して龍が鳴くように聞こえます。

正面の内側から 内側から方丈を望む


鐘楼、「洪音楼」。
相国寺には赤松が多い

 生垣越しに、すっくと伸びる赤松。相国寺の風景です。以外と人通りが少なく、見かけるのは、同志社の学生さんがほとんど。落ちつける場所です。


2000年6月

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